とある高専生の編入試験体験記

編入試験の体験記を書いておきます。誰かの役に立てれば幸いです。

千葉大学 工学部 情報画像学科(総合工学科 情報コース) 編入体験記

はじめに

平成29年5月27日に千葉大学工学部情報画像学科の編入試(推薦)を受験したので体験記を残しておきます。

編入試を受けるにあたっていろいろな体験記を読ませていただいて、非常に参考になったので次は私の番です。 31年度分の編入試から千葉大学は推薦のみになるようなので、きっと受験を考えている方の役に立つと信じて。

自己紹介

受験に関わりそうな事だけ書きます。

受験結果 : 合格

学科 : 情報系

席次 : (1~3年)10番台後半、(4年)1位

ぶっちゃけ低学年時は成績があまり良くありませんでした。なんとなく大学編入はしたいとは考えていたのですが、低学年時の成績は関係ないだろうとか思っていた部分がありました。

その後、4年生に上がった時にやっと真面目に受験を考えるようになりました(結構遅い)。農工大を推薦受験したいと思ったものの時すでに遅し、受験資格に1~4年次の成績の平均が上位20%以内というものがあることを知り断念しました。

そこで知ったのが千葉大学の推薦試験の存在です。最終学年の前年度(4年生)の成績が上位10%であれば推薦がもらえるため、かなり頑張って成績を上げました。大変だった。。。。

TOEIC : 600(出願時点)

推薦ではTOEICは審査基準に入っていないのですが、点数を取っておいて損はないでしょう。高ければプラス評価になるはず...たぶん?

500点を越えていれば校内では高い方でしたが、受験においては650~700点よりは高くないと安心できないですね。(超個人的な感想です&受験校によります)

他大学を学力受験する時に英語のテストの代わりにTOEICのスコアを提出する場合も多々あるのでどっちみち受験が必要になります。

私の学校ではTOEIC IPを団体受験できるのですがIPのスコアは受験に使えない場合がしばしばあるようなので、受けようと考えている大学に応じて正式なTOEICテストを受験しておくように気をつけてください。

編入試験体験記

長くなっても読みづらいので準備編と試験当日編に分けました。

(追記)口頭試問の内容に関する記事を追加しました

編入試験を終えて

高専への進学を決めた頃からなんとなく卒業後は就職ではなく大学に進学したいと考えていて、都会への憧れもあったため行くなら首都圏か大阪・神戸・京都あたりにある大学がいいなあと思っていました。

しかし、低学年時は4~5年後の受験なんてものはまだまだ先のもので、勉強とは縁遠い生活を送っていました。

3年生になってやっとのこと編入試験に興味を持ち始め、10月ごろに高専OBの方から編入後の生活や編入試験について聞くことのできるZENPEN編入説明会に行きました。講演形式の説明で編入に対する生の声を聞いたり、直接OBの方々に質問をできるとてもいい機会でした。説明会に参加した時点では都内の立地とちょうどいい偏差値から農工大を第一志望に考えていましたが、終了後に講演が1番印象に残っていたのは千葉大でした(1番楽しそうだった)。この説明会に参加しなかったら千葉大は受験の候補に入っていなかったと思います。

編入試験のための勉強を始めたのは進級直前の4年の2月ごろからでした。推薦に落ちた場合に学力で受験しようと考えていた大学の対策も含めてこの時期です。準備編でも書きましたがもっと早くから勉強をするべきでした。正直に言って推薦試験に落ちていたらどこの大学にも引っかからなかったと思います。

参考にはなりませんが、試験対策の日々は学校から帰宅した16時ぐらいから深夜の2時前後までご飯・入浴・課題などのための2時間を除いた全ての時間を編入試験の勉強に割いていました。

編入は精神的にも体力的にも大変ですが、苦しい思いをして必死に乗り越えるだけの価値があると思います。

決して楽な道ではないですが、合格を目指して頑張ってください。